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富士電機、ドイツの燃料電池事業会社を買収 欧州での事業拡大へ
大手電気機器メーカーの富士電機【6504】は、欧州子会社である富士電機ヨーロッパ社(以下「FEE」)が、燃料電池事業を展開するドイツのN2telligence GmbH(以下「N2社」)の株式の70%を譲り受ける旨の契約を締結し、出資を完了したと発表した。
ドイツでは、燃料電池の特長を活かし、倉庫やインターネットデータセンター(IDC)における防災対策の一つとして、防火設備の導入が進んでおり、既に約1,000システムが設置され、今後、年率20%の成長が見込まれている。
N2社は、「燃料電池の排空気を用いた防火システム」特許の独占的実施権を保有し、2009年より富士電機との協業を開始して、大手自動車メーカーやIDC等へ当社製の燃料電池を納入している。
富士電機は今般の買収により、ドイツを始めとする欧州において燃料電池事業の強化・拡大を図る考え。