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巨額年金資産消失事件のMARU(旧・AIJ投資顧問)破産開始決定 負債額は今年最大1313億円
平成24年2月24日、金融庁から1カ月間の業務停止命令と業務改善命令を受け、預かり資産の運用状況などの調査を受けていたMARU(旧・AIJ投資顧問)は12月16日、東京地裁から破産開始決定を受けた。破産管財人には坂井秀行弁護士(アンダーソン・毛利・友常法律事務所)が選任された。
MARUは平成25年5月にAIJ投資顧問(株)から社名変更しており、今年8月、債権者から破産を申し立てられていた。
東京商工リサーチによると、負債は、年金基金約1,850億円のうち1,000億円以上については返済できなくなっており、これを含めた総額は債権者6名に対して約1,313億円で今年最大規模となる。