• icon-facebook
  • icon-twitter
  • icon-feedly

2

東洋インキSC、トルコのインキ製造会社の株式取得 欧州での事業基盤強化へ

  • 0
  • このエントリーをはてなブックマークに追加0
  • feedy

化学メーカーの東洋インキSCホールディングス(以下「東洋インキSCHD」)【4634】は、16日、トルコのYaşar Holding Anonim Şirketi(以下「YASAR社」)との間で、YASAR社の子会社であるDYO Matbaa Mürekkepleri Sanayive Ticaret Anonim Şirketi(以下「DYOPrintingInks社」)の発行済株式の75%を取得する株式譲渡契約を締結したと発表した。

東洋インキSCHDはグローバル展開を積極的に推進し、成長エリアである中国や東南アジアで収益を拡大させる一方、インドやブラジルをはじめとする新興国へ進出しており、欧州での事業基盤の強化の一環としてトルコに注目し、ハブ拠点化を目指して2014年に事務所を、2015年1月には販売会社を設立し、マーケティング先行の事業活動を進めていた。今回、同エリアでの地盤を確立するには現地生産が必須であるとの判断から、現地企業を買収するもの。

DYOPrintingInks社は、トルコ・マニサ県を本拠として、主にグラビアインキ、フレキソインキ、製缶塗料、オフセットインキを製造するトルコ最大のローカルメーカーで、国内に強固な地盤を築いている。

東洋インキSCHDは、グループの幅広い製品群をDYOPrintingInks社にて製造・販売することにより、トルコにおける事業の複合化を推進し、グループの総合力を活かした強固なブランドをエリア一体に確立する考え。