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東京ガス、ガスターの経営権をリンナイへ移管
東京ガス【9531】、LIXIL、リンナイ【5947】は、ガスターの経営権を、東京ガスからリンナイに移管することを目的とした協議を開始することについて基本合意したと発表した。
ガスター(持分比率:東京ガス66.7%、LIXIL22.2%、リンナイ11.1%)は、ふろ釜や給湯器などのガス機器を製造・販売する東京ガスの連結子会社となっている。
東京ガスは、「『チャレンジ2020ビジョン』実現に向けた2015~2017年度の主要施策」として「新たなグループフォーメーションの構築」を掲げ、関係会社の機能・事業の選択と集中について検討してきた。今回、東京ガスは、ガス機器関連事業に関して、製造事業から撤退し、グループの強みを活かすことができる販売事業に重点を置いて強化するとしている。
これに伴い、東京ガス、LIXIL、リンナイの3社は、2016年4月を目途に、遅くとも同年9月末までに、ガスターの経営権をガス機器製造・販売事業大手であり、ガスターの株主でもあるリンナイに移管し、移管後の出資比率をリンナイ90%、東京ガス10%とすること、経営権移管にあわせてガスターの空調事業を東京ガス関係会社に移管すること、東京ガスとLIXILのLIXIL住設機器に関する取引を、ガスター経由から直接取引とすること等について、今後協議を進めていくこととなったもの。
3社は今後協議を進め、正式な契約締結に向けて合意が成立した場合には、決定次第速やかに報告するとしている。