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NTT、独のNTT Com Securityを完全子会社化へ サービス提供基盤統合目指す
通信事業最大手の日本電信電話【9432】(以下「NTT」)は、総合セキュリティソリューション・サービスを提供するドイツのNTTComSecurityAG(以下「NCS」)に対し、NTTの完全子会社で、NCS株式の93.01%を保有するNTTCommunicationsDeutschlandGmbHとの合併により、適正な現金対価で残りの株式持分を取得する交渉を開始したと発表した。
なお、これに先立ち、NTTは子会社のNTTコミュニケーションズを通じて保有していたNTTCommunicationsDeutschlandGmbHを直接帰属の子会社としている。
NTTは、サイバー空間における脅威に対し、一段と高度なセキュリティサービスへのニーズが高まっている中、ネットワーク、情報インフラストラクチャ、アプリケーションを包含するフルレイヤでのセキュリティ対策の高度化、情報通信技術を活用した社会経済活動のサイバー攻撃からの保護のため、セキュリティに関する専門技術を集約し、効率的・効果的に投資できる体制を強化する目的。
具体的には、NCS、Solutionary、DimensionData、NTTInnovationInstituteのサービス提供基盤を統合することを目指し、NTTグループの事業会社は、一元化されたプラットフォームサービスを活用し、顧客に対してトータルソリューションを提供するとしている。