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デ・ウエスタン・セラピテクス研究所、 医薬品開発ベンチャーに出資 事業領域拡大へ
医薬品開発のデ・ウエスタン・セラピテクス研究所【4576】は、12日、臨床開発事業を行うため、日本革新創薬(以下「JIT社」)に対しロート製薬【4527】と共同で出資し、JIT社を連結子会社化すると発表した。
デ・ウエスタン・セラピテクス研究所は、今回の出資により臨床開発事業に本格的に参入し、眼科領域のパイプラインの拡充を進める方針。
同社は、新薬開発の基礎研究に特化しており、一定段階に到達した開発品について、製薬会社へのライセンスアウトを実施しているが、パイプラインの拡充と非臨床試験以降の開発を自社で行うことを視野に入れて、事業領域の拡大を進めることを検討していた。今回、ロート製薬と共同でJIT社に出資することにより、同社は主に眼科領域での臨床開発事業へ進出することで、新薬候補品の取組みを加速する。
JIT社は今後開発候補品の導入を進める予定で、それによりデ・ウエスタン・セラピテクス研究所のパイプライン拡充に寄与するものと判断し、子会社化する。JIT社が実施する第三者割当増資により発行する株式の60%に相当する30,000株をデ・ウエスタン・セラピテクス研究所が引き受け、残り40%に相当する20,000株については、ロート製薬が引き受ける。