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三井倉庫ホールディングス、丸協運輸等を子会社化 グループシナジーの創出へ

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三井倉庫グループの持株会社である三井倉庫ホールディングス【9302】(以下「三井倉庫HD」)は、大阪に本社を置く丸協運輸(以下「丸協大阪」)及び愛媛に本社を置く丸協運輸(以下「丸協愛媛」)並びにその他関係する会社4社(以下総称して「丸協グループ」)の全株式を取得し子会社化すると発表した。
取得価格は約30億円。株式譲渡日は平成25年12月18日を予定。

三井倉庫HDは、企業グループとしての成長拡大と事業戦略実現のため、持株会社制のもと、中期経営計画を策定し、グローバル・ロジスティクスカンパニーへの新たなステージへ向けてプラットフォーム型サービスの開発と提供等様々な施策を実施している。中期経営計画ではアジアパシフィックにおける成長領域への集中投資を基本方針に掲げ、グループシナジー創出と生産性向上に積極的に取り組んでいる。

丸協グループはトラックを1,000台強保有し、全国で運送業を柱として倉庫業など物流事業全般を営んでおり、今回の株式取得により運送機能を強化することができ、三井倉庫HDグループの各事業会社の運送機能を通じて有機的につなげることでサプライチェーン全般に対するワンストップサービスの提供を可能にする。また、昨今の物流の「小口化・多頻度化」やドライバー不足にも対応可能となるため、更なるグループシナジーの創出と生産性向上に大きくつなげたい考え。

今回、丸協グループを統括管理するため新たに三井倉庫HDの連結子会社として三井倉庫トランスポートを設立しグループの新たな7番目の事業会社として位置付け、三井倉庫トランスポートが丸協大阪及び丸協愛媛並びにその他関係する会社4社の発行済み株式の100%を取得する予定。また、株式取得の対価として、三井倉庫HDは、丸協グループの株主に総額100億円を支払う予定。