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粘着テープの企画・製造のイッコーズなど2社、自己破産申請

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イッコーズと関係会社のケーテックは、11月2日に横浜地裁川崎支部へ自己破産を申請したことがわかった。申請代理人は大山滋郎弁護士(弁護士法人横浜パートナー法律事務所)ほか2名。

イッコーズは、高性能除塵用ロールクリーナーなどの製造販売業者。当初は寿紙工へ製造を委託していたが、平成26年10月に同社を吸収合併し製造の一部を内製化。商社などを通じて、大手半導体メーカーや化学品メーカーへ商材を納入し、27年5月期の売上高は39億3848万円を計上していた。
しかし、半製品の調達や協力業者への発注方法、関連会社であるケーテックとの取引における売上の計上方法に不透明な点があるとして、27年初夏より取引を再考する動きが広がる中、両社の事実上のオーナーが適宜、取引先などへ取引スキームの説明を行ったものの、複雑な取引形態の理解は得られず信用不安が拡大していた。信用不安の拡大に伴う手形割引を含めた資金調達力の落ち込みにより資金繰りが逼迫し9月7日、ケーテックとともに事業停止に至った。

帝国データバンク並びに東京商工リサーチによると、負債はイッコーズが債権者約100名に対し約13億円(うち3億円はケーテックに対するもの)、ケーテックが債権者約30名に対し約19億円(うち16億円はティオテクノに対するもの)で、2社合計で約32億円の見通し。

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