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日立製作所、インドの日立ハイレル社を完全子会社化 パワーエレクトロニクス製品の事業拡大へ
総合電機メーカーの日立製作所【6501】(以下「日立」)は、インドにおけるパワーエレクトロニクス製品の製造・販売を行う子会社であるHitachi Hi-Rel Power Electronics Pvt. Ltd. (以下「日立ハイレル社」)の創業家および従業員の保有する全ての株式を取得し、日立ハイレル社を日立の完全子会社としたと発表した。
日立は、インドにおけるパワーエレクトロニクス製品の事業強化およびグローバル展開に向けた事業拠点の構築を目的として、2011年10月に、ハイレル社を子会社化し、新たに日立ハイレル社を発足させた。これにより、日立ハイレル社は、ハイレル社が25年間にわたって製造・販売してきた産業用無停電電源装置(UPS)などの電機製品に、産業用高圧インバータ、大規模太陽光発電設備用変換装置 (PCS)、大容量UPSなどを製品ラインナップに加え、売上高を拡大している。
昨今の世界市場における自然エネルギー分野の急激な拡大や、インド、東南アジアにおける各産業の発展によりパワーエレクトロニクス製品の需要増大が見込まれる中、日立は、パワーエレクトロニクス製品のさらなる事業拡大を図るために、今回、日立ハイレル社を日立グループの完全子会社化するもの。
今後、日立と日立ハイレル社がより緊密な一体運営を行い、日立グループの持つ顧客基盤や販売・サービスネットワークを日立ハイレル社で最大限に活用するとともに、日立ハイレル社の研究開発・設計・製造体制の強化による製品競争力の向上や応用分野の拡大を図り、さらなる事業強化を目指す。