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サトーHD、イギリスの感熱顔料製造会社の株式一部譲受け

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持株会社のサトーホールディングス【6287】は、イギリスのDataLase社の株式を一部譲り受け、同社が開発した印刷技術インラインデジタルプリンティング(以下「IDP」)の日本を含むアジア・オセアニア市場における独占販売権を取得し、平成27年10月21日付にて、IDPの販売会社として「スペシャレース株式会社」を設立したと発表した。

IDPは、特殊な発色顔料をコーティング剤にして塗布することで、さまざまな物を感熱素材に変えることのできる技術で、コーティング剤を塗布した部分にレーザーマーカーで熱を加えることで商品にダイレクトに印刷ができ、従来の印刷方法やラベルと比較して印刷スピードとコスト面において優れている。

スペシャレースは今後、IDP技術を活用した新たなソリューションを開発し、サトーグループのグローバルネットワークを活かし日本を含むアジア・オセアニア市場へDataLase社が製造する感熱顔料の販売と、レーザーマーカー機器メーカーやインクメーカーと協業し、設備機器やコーティング剤も含めたトータルソリューションの提供を行い、2020年に200億円の売上を目指す考え。

サトーグループは、顧客の現場のそれぞれの課題ごとに最適なプリンタやアプリケーション、シール・ラベルを組み合わせた自動認識ソリューションの提案に加え、ラベルレスによるタギングで、多様化する顧客のニーズに応えていくとしている。