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サイオステクノロジー、ARSホールディングスを子会社化 金融IT分野の事業拡充

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情報システムの受託開発等を手掛けるサイオステクノロジー【3744】は、ARSホールディングス(以下「ARSHD」)の株式を取得し、子会社化すると発表した。

ARSHDは、金融機関向けに資産・負債のリスク管理を行うALMシステムの開発・販売・保守を主事業とするProfit Cube(以下「PCI」)の持株会社である。今回の株式取得の実質的な対象はPCIとなるが、ARSHDの完全子会社が PCIという資本構成であることから、サイオステクノロジーが直接株式を取得する対象会社をARSHDとしたもの。これにより、連結子会社となる会社は、ARSHD、PCIの2社となる。

PCIは、国内で初めてALMシステムをリリースして以来、現在に至るまで国内有数のALMソ リューションベンダーとして継続的にシステムを高度化させ、最近では「ALM3.0○RE A」という従来の枠組みを超えたコンセプトの基にリスク管理・収益管理・マーケティングまで網羅するソリューションの集合体を形成している。

一方、サイオステクノロジーグループは、Linuxに代表されるオープンソースソフトウェアの開発と利用を軸にソフトウェア製品開発、ITシステム開発事業を展開し、クラウドコンピューティングの最先端領域における技術開発にも取り組んでいる。また、本年4月には金融機関を中心にアプリケーション開発等を行うキーポート・ソリューションズの子会社化を通じて金融IT分野に参入し、大きな成長が期待されるFintech領域において新しいサービスを投入する体制を構築しつつある。

このような中、サイオステクノロジーグループにPCIが加わることは、金融機関向けの高度な技術力・専門知識が強化され金融IT分野の事業拡充に繋がるのみでなく、今後更にFintech領域へのR&Dが加速し、サイオステクノロジーグループの新たな収益の柱となるサービスが早期に実現し得るものと判断し、今回の株式取得に至ったもの。