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MCJ、子会社の秀和システムをウエノグループへ譲渡 経営体制再構築
BTOパソコンの製造・販売を手掛けるMCJ【6670】は、連結子会社である秀和システムの全株式を、ウエノグループへ譲渡する旨の基本合意書を締結したと発表した。なお、譲渡価額は1,030百万円の予定。
MCJは、平成18年1月、パソコンを起点とする『総合IT企業グループ』を目指す中で、「はじめての」 シリーズや「パーフェクトマスター」シリーズに代表されるパソコン関連書籍を手掛ける秀和システムを子会社化し、メディア事業(現在のICT 関連事業)部門として同社を位置付け、書籍の出版・販売事業を展開してきた。その後、パソコン関連書籍だけでなく、ビジネス書・実用書等の発刊にも注力し、単一ジャンルに依存することのない経営体制の構築に努めてきたが、出版市場全体が継続的な縮小傾向にあり、事業環境は今後も厳しさを増すことが予想されるため、グループ内における書籍出版・販売事業の在 り方を再検討する必要が生じていた。
こうした状況の中で、業種を問わず幅広く投資事業を手掛けるウエノグループの、秀和システムの全株式を譲り受けたいとの申し出により、交渉を進めた結果、新たな資本の下で業績の早期回復を目指すことが最良であるとの結論に至り、株式譲渡に関する基本合意書を締結するに至ったもの。