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オリックス、インドネシアの独立系オートローン会社を買収 金融サービスの多角化を推進

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総合リース企業のオリックス【8591】は、インドネシアでオートローン事業を展開するPT. Sinar Mitra Sepadan Finance(以下「SMS」)に対し、2015年10月を目処に買収すると発表した。外資企業の出資上限比率となるSMS発行済み株式の85%を取得する予定。

オリックスは、1975年にインドネシアに進出し、現地の大手企業から中堅・中小企業向けに設備リースや自動車リース事業を展開してきた。一方、SMSは、2000年に設立され、地場銀行出身者を中心とした経営陣のもと、個人事業者および個人を顧客基盤とする独立系のオートローン事業者であり、インドネシア全国に106の支店網を有し、中古の市場価格が底堅い日本車のミニバンやトラックを主体に取り扱っている。

世界第4位の人口規模を誇るインドネシアは、経済成長に伴い中間所得者層が増加しているものの、自動車の普及率は8%程度と近隣の東南アジア諸国と比べて低い水準であり、オリックスは、今後自動車のさらなる普及に伴いオートローン市場の拡大が見込まれるとしている。

オリックスは、1971年に香港に進出して以来、海外においても金融サービス事業を拡大し、現在は海外35カ国・地域に544拠点のネットワークを構築しており、今回の買収を通じて、オートローンへと事業領域を拡大し、同国での金融サービスの多角化を狙う。