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食肉・惣菜等販売のさのやなど3社、破産手続き開始決定

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さのやと、関連のサノ・コーポレーションおよびグッドリレーションは9月4日、京都地裁より破産開始決定を受けた。3社の破産管財人には伊藤知之弁護士(あしだ総合法律事務所)が選任された。

さのやは昭和6年4月に創業した老舗の食肉・惣菜の販売会社。京都や滋賀などで小売店を10店舗展開するほか、学校給食やホテル関係などへの卸売も手掛けていた。平成9年2月には仕入・品質管理を一元化するためにサノ・コーポレーションを設立し、物流基盤の確立に努め、13年4月期には売上高約28億4600万円を計上。しかし、その後は同業との競合も激化し、近年の売上は伸び悩んでいた。

金融債務も大きな負担となり、さらに仕入面でも支払遅延が散発するなど厳しい資金繰りが続き、27年3月9日までに事業を停止していた。なお、サノ・コーポレーションとグッドリレーションはさのやに連鎖したもの。

東京商工リサーチ、及び帝国データバンクによると、負債はさのやが約19億7,700万円、サノ・コーポレーションが約10億200万円、グッドリレーションが約7,600万円で、3社合計約30億5,500万円。ただし、グループ間の債権債務も含むとされる。