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日信工業、Autolivと四輪専用ブレーキ・コントロール事業の合弁会社化

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四輪・二輪用ブレーキシステム開発・製造の日信工業【7230】は、日信工業及びその子会社が営む四輪専用のブレーキ・コントロール(メカトロ)及びブレーキ・アプライ(バネ上)システム並びにそれらに関する部品の開発、設計、製造及び販売に関する事業を、会社分割、事業譲渡、現物出資及び株式譲渡の方法により、Autoliv Inc.及びAutoliv Inc.の子会社らとの間で合弁会社化すると発表した。

日信工業は、二輪車のブレーキ事業ではディスクブレーキ及びマスターシリンダー部品においてそれぞれで世界シェア25%と業界で高い地位を確立している。四輪車のブレーキ事業では世界シェアは低水準にとどまっており、横滑り防止装置(ESC)や回生協調ブレーキシステムなどメカトロ領域を中心に開発力の飛躍的な強化とグローバルメーカーへの販売拡大が不可欠な状況となっている。また、車両の電動化ほか顧客ニーズに対応できる製品を開発していくにはこれまで以上の開発体制の充実が必要になってきており、これらの課題に対応するためには、日信工業単独による問題解決は困難と判断し、開発リソースや顧客基盤を有したパートナーと協同して事業展開を図っていくことが最適という結論に至ったもの。

Autoliv Inc.は、ニューヨーク証券取引所に上場、世界28ヵ国に80拠点、6万人超の従業員を持つ世界有数の自動車安全システムサプライヤーで、同社とはこれまでESCの分野で協業を行い、中国市場向けにESCの量産納入を共同で実施するなど関係を深めており、この協業を通してAutoliv Inc.が日信工業と事業ビジョンを共有でき補完関係の高い最良なパートナーであると判断し、事業を合弁会社化することを決議したもの。

日信工業は今後、日本、米国、中国及びタイを拠点に高品質・高性能な製品供給を実現し、世界での競争力を強化する考え。