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MBKパートナーズ、韓国の大手スーパー「ホームプラス」を買収 買収額7000億円超

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韓国最大の私募投資ファンドであるMBKパートナーズ(以下「MBK」)は、英国テスコからホームプラス株式100%を買収する契約を締結したと発表した。買収額は7000億円超(約60億ドル)とみられる。

テスコは英国のスーパーマーケット最大手であり、今回の売却資金は、今後1年半で満期を迎える社債やコマーシャルペーパーの償還資金に充てるほか、英国のリース店舗の一部買収資金に使う可能性もあるとしている。

ホームプラスは1997年にサムスン物産により大邱(テグ)1号店で始まり、1999年にテスコに経営権が移り、現在は140の大型売場、375の中規模スーパー、327のコンビニを保有しており、韓国で2位のスーパーマーケットとなっている。

MBKは2005年3月に設立、運用資産規模が81億ドルに達する韓国最大の私募投資ファンドである。MBKは、「ホームプラスの市場先導的地位と競争力を強化するため、2年間で約1000億円(1兆ウォン)の投資を執行する計画」とし、「ホームプラス職員の現在の雇用条件と団体交渉合意案を尊重し、人為的な人材リストラは行わない」と話しているという。

今後、MBKの投資資金回収の出口戦略は分割売却になると予想されており、店舗をセル・アンド・リースバック方式で流動化させ、現金を確保した後に売却する方式が有力とされている。