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新日本科学、核酸医薬ベンチャー関連会社の第三者割当増資を実施

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医薬品開発の受託研究機関である新日本科学【2395】は、同社が設立し、経営を支援していた核酸医薬ベンチャー関連会社(持分法適用会社)のWaVe Life Sciences Pte. Ltd.(以下「WaVe」) が、Foresite Capital、Fidelity Management and Research Company、RA Capital Management等をを引受先とする約82.5億円(US$66百万ドル)の第三者割当増資を実施したと発表した。

新日本科学は、基幹事業である医薬品の研究開発受託事業(CRO事業)に加えて、知財により収益を上げていく研究開発型のトランスレーショナルリサーチ事業(TR事業)にも注力しており、その一環として、核酸医薬領域のプラットフォーム技術を保有するWaVeを設立し経営を支援してきた。

WaVeは、昨年から今年1月にかけ、それまでに培った技術と研究成果を基に、更なる企業価値の向上を図るため、専門性を持った最高経営責任者(CEO)を採用し、鹿児島銀行等の出資により設立されたかごしま新産業創生投資事業有限責任組合などから、第三者割当増資による外部資金(計US$17.4百万)を調達している。

今回、WaVeが保有する核酸医薬に関わるプラットフォーム技術とパイプラインの整備を含む研究開発活動並びに研究スタッフを中心とする経営陣の拡充が高く評価され、世界最大手の投資信託の一つであるFidelity Management and Research Company、ライフサイエンス系クロスオーバーファンドであるForesite Capital及びRA Capital Managementなど上場企業を含めた企業に対し中長期的に継続した投資を行う大手機関投資家を中心に合計US$66 百万の第三者割当増資が完了した。

新日本科学は、WaVeが今回調達した資金並びにRA Capital Management、Foresite Capitalなどの米国バイオ市場におけるネットワークを活用して、WaVeの開発プロジェクトの充実と加速化を促進するために受託サービス面における支援を行い、同社の更なる企業価値の向上に寄与するとともに、株主としての経営支援を継続していく考え。