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東レ(3402)、日本バイリーン(3514)に対する公開買付け開始
大手化学企業の東レ【3402】と、フロイデンベルグエスイー(以下「フロイデンベルグ」)は、フロイデンベルグ及び東レ間で覚書を締結し、日本バイリーン【3514】の株券等を、FTホールディングスを通じて取得することとし、FTホールディングスは、本日、公開買付けを実施することを決定したと発表した。
フロイデンベルグは、本日現在、日本バイリーンの普通株式を17,647,412株(所有割合33.40%)所有しており、日本バイリーンの筆頭株主である。東レは、本日現在、日本バイリーンの普通株式を9,242,083株(所有割合 17.49%)所有しており、第二位株主である。
今回、FTホールディングスは、日本バイリーンの株主をFTホールディングス、フロイデンベルグ及び東レのみとした上で、最終的にフロイデンベルグ及び東レが75%及び25%の割合で所有することを目的として、公開買付けを実施する。
フロイデンベルグは、不織布世界最大手のフロイデンベルググループの営業活動を管理する会社として平成24 年5月に設立された持株会社で、フロイデンベルググループは、乗用車、商用車、機械、プラントエ ンジニアリング、素材・アパレル、建設、鉱業、重工業、エネルギー、化学及び石油・ガスセクターの各顧客の要望に合わせた革新的な製品及びサービスを提供しており、医療技術、民間航空、鉄道及び半導体セクター向け製品の提供も行っている。
日本バイリーンが①フロイデンベルグが不織布関連技術、東レが原料であるファイバーをそれぞれ提供するというこれまでのフロイデンベルグ及び東レとの協業関係を強化し、②フロイデンベルググループのFPM及びFFTに並ぶ第三のビジネスグループとして事業を展開していくことが日本バイリーンの収益性改善に向けた最善の選択肢である旨の提案を行い、本提案の実行に係る日程及び手法等に関して継続的な検討・協議を重ねた結果、フロイデンベルグ、東レ及びFTホールディングスは、今回の公開買付けを実施することを決定した。
買付け等の価格は、普通株式1株につき金1,200円。