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日立化成(4217)、台湾の配線板メーカーに子会社を譲渡 配線板事業強化の一環

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日立化成(株)【4217】は、配線板事業の強化・拡大の一環として、Taiwan PCB Techvest Co., Ltd.(以下「TPT」)と配線板事業の協業について決定したと発表した。

日立化成は、生産能力と効率の向上を目的とし、日立化成の100%子会社である台湾日立化成工業股份有限公司(以下「HCT」)の株式80%をTPTに譲渡し、HCTをTPTと日立化成の合弁会社とする。さらに、台湾地域および中国大陸に展開するTPTグループの工場との連携を図ることで、十分な生産能力を備えた供給体制を構築し、今後需要が見込まれる車載・産業・情報通信用途向けに配線板事業を拡大する。なお、TPTへの株式譲渡に先立ち、HCTから感光性フィルム事業を分離し、日立化成の100%子会社である台湾日立化成電子材料股份有限公司(以下「HCET」)に移管する予定。

TPTは、中国大陸と台湾地域に生産拠点を有し、主に液晶ディスプレイやノートパソコン用配線板を製造し、より付加価値の高い車載・産業用途への事業展開を望んでおり、HCTが保有する技術とビジネスノウハウを活用するため、HCTの配線板製造部門の経営に参画したいとの意向があり、検討の結果、日立化成とTPTは、感光性フィルム事業分割後のHCTの株式80%を日立化成からTPTに譲渡することを双方にて決定した。

両社は、台湾地域・中国大陸の製造部門を連携させて生産効率を上げ、今後需要が見込まれる車載・産業・情報通信用途分野の顧客により付加価値の高い製品やサービスを供給することで事業拡大を目指す。