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レジャー複合施設運営の日建(旧・チボリ)、特別清算開始決定

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(株)日建は5月19日、神戸地裁伊丹支部より特別清算開始決定を受けた。

日建は設立当初、不動産管理を手掛けていたが、1989年に開業した天然温泉・クアリゾート「宝塚チボリカラカラテルメ」のほか、ホテルチボリ、チボリフィットネスクラブ、チボリゴルフセンター、チボリビーバークラブといったレジャー複合施設の運営に移行。テレビCMなどを積極的に行っていた京阪神地区では知名度も高く、地元客を中心に集客力を確保し、1996年6月期の売上高は24億259万円を計上していた。

しかし、その後はバブル崩壊後の景気低迷やレジャーの多様化に伴い客単価は減少し、2006年6月期の売上高は9億7734万円まで低迷。そのため、チボリカラカラテルメ、ホテルチボリ、チボリフィットネスクラブ、チボリビーバークラブの営業をそれぞれ停止し不採算部門を整理した。

過去の投資に伴う多額の有利子負債を抱えていたことから、チボリゴルフセンターの運営を継続しながら、ゴルフセンターの売却先を探しており、 2014年9月にチボリゴルフセンターの他社への売却が完了。 今年2月に、チボリから現商号に変更し、3月31日株主総会の決議により解散した。なお、チボリゴルフセンターは平常通り営業を継続中。

東京商工リサーチ及び帝国データバンクによると、負債総額は約58億8,000万円。