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古河電工(5801)、ベトナムの大手電力部品会社と送配電部品の合弁会社を設立
非鉄金属メーカーの古河電工(株)【5801】は、グループ傘下の古河電工パワーシステムズ(株)を通じて、ベトナムの大手電力部品会社であるPower Engineering Joint Stock Company(以下「PEC社」)と共同で、送配電部品の新会社を設立すると発表した。資本金は約4.8億円で、出資比率は古河電工パワーシステムズ64%、PEC社36%となる。
ベトナムは、近年の経済成長に伴い、電力市場が拡大しており、特に送配電網の整備が急速に進んでいる。そのため、送変電機材や架空配電機材といった送配電部品等の需要が伸びているが、より高い信頼性が求められる220kV以上の送配電部品は全て国外からの輸入に頼っているという。
そのような中、新会社は220kV未満の送配電部品事業をPEC社から承継し、古河電工パワーシステムズが長年培ってきた技術力を元に220kV以上の送配電部品の製造・販売をベトナムで展開し、現地生産化を加速させる。
まずはベトナム国内市場向けとするが、将来的にはアセアン地区向けのアウト・アウトや日本向けアウト・インの製造拠点としての展開を目指す。