レディスブランドのAbundance、自己破産申請へ

（株）Abundanceは、4月27日付で事後処理を植田統弁護士（青山東京法律事務所）に一任し、自己破産申請の準備に入った。

Abundanceは、2010年に設立。「2％TOKYO」の店舗名で、レディスアパレル製品の製造や小売を手がけていた。20歳代後半からヤングミセスを主なターゲットに、ラフォーレ原宿、渋谷PARCO、大阪梅田EST、横浜ジョイナスなどに出店するほか、オンラインショップでの販売も行っていた。

しかし、初年度から収益性に乏しく、財務面では債務超過に陥っていた。近年は東京ガールズコレクションへの参加のほか、人気歌手の西野カナさんがＣＤジャケットで着用したことや、アイドルグループSKE48の松井玲奈さんがテレビ番組で当社製品を取り上げたことなどで、知名度も徐々に高まっていたが、今年4月27日をもって全店舗を閉店していた。

帝国データバンク及び東京商工リサーチによると、負債は2014年2月期末時点で約1億6300万円。