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日本研紙(5398)、特定子会社の出資持分譲渡

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日本研紙(株)【5398】は、連結子会社である常州日研磨料有限公司(以下「常州日研」)の出資持分の70%を淄博理研泰山涂附磨具有限公司(以下「理研泰山」)に譲渡することについて決議したと発表した。譲渡価格は約438百万円

日本研紙は、中国における更なる需要拡大へ対応するため平成23年4月に生産子会社として常州日研を設立したが、当初想定より生産開始に至るまで想定以上の時間がかかったことによる諸コスト増大、中国市場における研磨布紙の価格競争激化もあり、グループの業績の大きな下押し要因となっていた。

そのような中、常州日研における日本研紙グループ単独での事業展開及び継続投資は困難であるという認識のもと、常州日研の中長期的な成長戦略について様々な検討を重ね、一部OEM生産を受託していた理研泰山と協議を行い、収益力の強化及び企業価値の向上を実現していくためには、理研泰山の経営主体のもとで、両社が今まで培ってきたノウハウを結集した経営を行う事が双方にとって最善の策であると判断し、今回の譲渡を決定した。

なお、持分譲渡後も日本研紙は、常州日研の出資持分の30%を所有することで事業協力関係を維持していくこととしている。