ベインキャピタル、雪国まいたけ(1378)をTOBにて子会社化

アメリカの大手投資ファンドであるベインキャピタルは、新潟県のきのこ生産販売会社(株)雪国まいたけ【1378】への公開買い付け(TOB)を行った結果、約77％の株式を取得し、雪国まいたけの子会社化が決定した。

2月24日から今月6日まで、発行済み株式の過半数を下限として買い付けを進めてきたベインキャピタルは、7日、雪国まいたけの完全子会社化を実現させた。

雪国まいたけは、不適切な会計処理が発覚し2年前に創業者の元社長が辞任するなど、その後も大株主である元社長ら創業家と経営陣の間で経営方針の対立があるなど不安定さがぬぐいきれない中、ベインキャピタルは、雪国まいたけを子会社化することにより、経営問題の早期解決と経営立て直しを図り、成長が見込まれる中国やロシアなどへ事業を展開し、海外事業での収益の向上を狙う模様。