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福井「寿喜娘」の寿喜娘酒造、破産申請

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寿喜娘酒造(有)は、3月16日、福井地裁へ破産を申請した。申請代理人は藤井健夫弁護士(藤井法律事務所)。

寿喜娘酒造は、元治元年(1864年)に創業した老舗日本酒メーカーの三田村酒造(有)が経営難に陥った際に設立、事業移管され、「寿喜娘」や「三田村」などのブランドを展開。ピークの平成11年7月期には、約4億5000万円の売上高を計上していたが、その後日本酒需要の冷え込みなどにより売上は伸び悩んでいた。

本業の不振と、経営者一族に対する貸付金の損失処理などもあって赤字となり、大幅な債務超過に陥っていたなか、25年頃からは自前での醸造を中止し、一部業務を外注しながら業態を維持していたが、2月末をもって事業を停止していた。

東京商工リサーチによると、負債総額は債権者26名に対して約16億5000万円の見通し。