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伊藤忠(8001)、子会社を通じて放映産業を買収 送局分野でのビジネス拡大を狙う

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伊藤忠商事(株)【8001】の子会社である伊藤忠ケーブルシステム(株)は、報映産業(株)の全発行済株式を長瀬産業(株)【8012】から取得すると発表した。取得価格は非開示だが、10億円前後と見られている。

創業40年を迎えた報映産業は、映像・音響事業を中心とする中堅企業で、放送局を始めとしてコンテンツ制作会社、映画会社等向けに長年の実績と経験を有し、東京本社の他、国内に4か所の営業所を持つ。主力製品の放送局向けの映像用テープに加え、国内外の機器を中心に映像・音響関連のシステム販売、スタジオ設計、各種システム設計が強みだ。

一方、伊藤忠ケーブルシステムは、システムインテグレータで、国内のケーブルテレビ会社、放送局、通信会社他への多数の導入実績・国外での大型受注での実績を誇る。

今回の買収で、報映産業が持つ全国の放送局他幅広い顧客を取り込み、伊藤忠ケーブルシステムの機器・システムを紹介し報映産業の業容の拡大を目指し、伊藤忠グループとして映像・音響分野のシステムインテグレータ事業の強化を狙う。

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