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「羽二重巻」の笹屋菓舗、事業停止し破産手続きを弁護士へ一任
(株)笹屋菓舗は、3月1日付で事業を停止し、破産手続きを小島峰雄弁護士(小島法律事務所)に一任した。
笹屋菓舗は、明治5年に創業した福井の老舗菓子メーカーで、昭和47年にオリジナルの「羽二重巻」を開発。以後、「羽二重巻」を看板商品として、量販店や土産物販売店、FC店等への卸売を主体に直営店での小売も展開。一時はFC店20店舗、直営店7店舗を有し、ピーク時には売上高約5億2500万円を計上していた。
しかしながら、個人消費の冷え込みなどを受け、慢性的な債務超過状態に陥っていた。さらに過去の過剰な設備投資で年間売上高を大きく上回る金融債務を抱えた。金融支援を受けて再建を目指してきたが、資金繰りが限界に達し今回の措置に至った。
東京商工リサーチによると、負債総額は約7億5000万円の見通し。