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不動産事業の原弘産(8894)、第三者割当増資を実施 約14億円

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新築マンションの分譲を中核とする不動産事業を手掛けている(株)原弘産【8894】は、第三者割当増資による新株発行を行うと発表した。調達する資金の額は約14億円。

原弘産は、平成20年の米国サブプライムローン問題や国経済の減速による不動産市況の悪化を受け、業績は大幅に悪化し、平成22年2月期には10,161百万円にのぼる最終赤字を計上。5,569百万円の債務超過となった。
その後、中国のマンション市場に参入するも、利益に結びつかず、(株)フォルティス及びセブンシーズAM、並びに原弘産の不動産関連事業のパートナーである(株)ケイカンパニーに対して、総額で約9億円にのぼる第三者割当増資を実施し、平成26年2月期は債務超過を回避したが、平成26年7月に棚卸資産評価損及び特別損失の計上を発表。

この問題を打開するため、さいたま市に保有するホテル開発用地を売却。さらに東京都文京区の賃貸用不動産も売却し、財務面の立て直しを行った。今後は山口県、九州地区に経営資源を集中させるという。

今回、7社の現物出資による約14億円規模の第三者割当増資を行い、今後は早期に営業利益、及び経常利益ベースでの黒字化を図るとしている。