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日立グループ、米国・空調大手と合弁会社設立 

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(株)日立製作所【6501】および日立アプライアンス(株)は、米国の空調大手のジョンソンコントロールズとの間で、グローバルな暖房、換気、空調関連事業(以下「HVAC」)の合弁会社を設立すると発表した。新設の合弁会社は、日立アプライアンスから、空調設備の製造部門と海外の販売・サービス部門を譲り受けて事業展開する模様。今年春の設立を目指す。ジョンソンコントロールズは約622億円を投じ、60%株主となる。

約130年の歴史を誇り、ビル向けにHVAC、ビル制御、冷凍機器、セキュリティシステムを提供する業界トップクラスのジョンソンコントロールズは、日立アプライアンスの家庭用ルームエアコンや産業用空調システムに至るまでの空調ソリューションを取り込み、最新技術に基づく幅広い製品群をアジア市場に投入し販路拡大を狙う。また日立グループも、ジョンソンコントロールズの持つ世界150カ国以上における販売領域を活用し、最新の空調製品・技術のポートフォリオの展開を狙い海外での収益拡大を目指す。

ジョンソンコントロールズの空調関連事業の売上は、約1兆5千億円とされており、日立アプライアンスのグローバル空調事業の売上は、約3000億円を計上している。今回の合弁会社設立により、世界最大規模の空調事業会社が誕生する。