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住友林業(1911)、三井住友建設(1821)と業務提携 木造建築事業を強化

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住友林業(株)【1911】と三井住友建設(株)【1821】は、中大規模木造建築市場の創出と拡大を目指し、共同取組に関する業務提携契約を締結したと発表した。

日本における中大規模木造建築市場では、木材調達や材料生産の効率化をはじめ、木材の耐火や強度などの性能向上や、木材と鉄骨、木材と鉄筋コンクリートといった異素材を融合する建築・施工技術など様々な課題を持つ。

両 社は、住友林業が有する木質材料に関する知見・調達力と木造建築物に関するノウハウと、総合建築会社の三井住友建設が手掛ける高層建築などの設計・施工能 力を相互に活用することで、中大規模木造建築物での新たな技術やサービスの開発に取り組むために今回の業務提携が行われた。

新たなサービスの構想として、木造軸組み工法などの木造技術と、鉄骨・鉄筋コンクリートの技術を融合した「ハイブリッド型の建築物」の建設を行うという。

国は、木材利用促進として「公共建築物の木造化を推進する法律」を施行しており、両社はそれを背景に、都市に木材によるぬくもり空間を創出し、日本の持つ木造建築物に関する多くの実績と大規模建築物に関する高い技術力を世界にアピールする狙いもあるとみられる。