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寺社仏閣など特殊工事の丸平建設、破産申請へ

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丸平建設(株)は1月19日、事業を停止し、岐阜地裁への破産手続きを端元博保弁護士に一任した。

明治42年に創業した老舗の建築工事業者である丸平建設は、岐阜県を主体として滋賀県や愛知県に受注基盤を構築し、寺社仏閣の特殊工事部門の技術力には定評があった。総合工事業も手掛けており事業規模は徐々に拡大、ピークとなる平成6年8月期には完工高79億1298万円を計上していたが、その後、大手同業他社との競合激化などもあり、平成26年8月期には完工高31億1156万円まで減少。

最近は住宅部門で愛知県方面の受注が好調で業績は上向いていたが、採算性は以前より低く、工事の遅れによる代金回収のズレにより資金繰りが悪化し、先行きの決済のめどが立たず、事業継続が困難となり破産手続きの申請へと至った。

東京商工リサーチによると、負債総額は約27億5000万円の見通し。