12
ソフトバンク、風力発電ベンチャー企業へ出資
ソフトバンク(株)【9984】と米国Altaeros Energies, Inc.(以下「アルタエロス社」)は、アルタエロス社の空中浮体式風力発電(以下「BAT」)技術の開発と商用化を支援する目的で、ソフトバンクが約8億4,000万円の出資を行うことで合意したと発表した。
世界初のBATの商用化を目的として、2010年にマサチューセッツ工科大学で設立されたアルタエロス社は、ヘリウムガスで浮上させる発電技術を手掛けている。BATは、通信設備を搭載して空中滞留することが可能で、島しょ部や遠隔地、鉱山、石油や石炭の採掘場、農地、災害時の非常用電源、通信設備などでの幅広い活用が見込まれるという。
ソフトバンクは、日本ならびにアジア太平洋地域の離島やルーラル地域への自然エネルギーによる電力供給のソリューションの実現と通信技術や監視技術との組み合わせによる新規事業の創出への実現に期待するとしている。