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大塚HD(4578)、米国アバニア社を買収 約4200億円

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大塚ホールディングス(株)【4578】(以下「大塚HD」)は、米国バイオベンチャー企業のアバニアファーマシューティカルズ インク(以下「アバニア社」)を買収すると発表した。
買収価格は、約4200億円(35億3900万ドル)。
具体的には、大塚HDの子会社である大塚製薬(株)が、米国の大塚アメリカ インクを通じ、アバニア社に対し1株あたり約2千円(17.00 米ドル)で普通株式の公開買付け(TOB)を行う。

バイオベンチャーのアバニア社は、中枢神経疾患領域に強く、2001年2月、世界初で唯一の情動の調節障害の治療薬を開発し米国で発売するなど、直近1 年間の売上は94百万米ドルを計上し売上は好調。また現在では、中枢神経系の分野であるアルツハイマー型認知症の新薬の開発と臨床試験の準備を進めているという。また、大塚製薬も、認知症の薬を開発し国内外で販売され、高い評価と売上を伸ばしている。

認知症患者の数は、世界全体で3,600万人が推定されているという(2013年7月時点)。近年の高齢化社に伴い、今後もさらに認知症などに対する薬の需要が拡大することが見込まれる。そこで大塚製薬は、今回の買収で、アバニア社の神経疾患領域での臨床開発力や市場開拓力取り込む方針で、大塚製薬の神経疾患領域の拡大戦略が加速顕在の実現と、グローバルな精神疾患と神経疾患の両方からなる中枢領域全体に対応できる体制を構築し新薬の開発・販売を狙う。