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タキロン、シーアイ化成との経営統合について最終合意 プラスチック加工業界のリーディング・カンパニーへ

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合成樹脂製品の製造・加工・販売を行うタキロン【4215】は、プラスチックの総合加工メーカーであるシーアイ化成と、両社間での合併を行うことについて最終合意し、両社の間で合併契約を締結するとともに、タキロンの筆頭株主かつシーアイ化成の親会社である伊藤忠商事【8001】を含む3社で、統合契約を締結したと発表した。

タキロンは主力である建築資材や採光建材、環境・土木用資材の他、マンション用防滑性床シート、半導体・液晶製造装置に使用される工業用プレート、生体内分解吸収性骨接合材等の製造販売を行うプラスチック加工総合メーカーである。

一方、シーアイ化成は、建装用資材、農業用フィルム等の農業用資材、ラベル用熱収縮フィルム、遮水シートや止水材料等の土木用資材及び工業用品等の製造販売を中心とした合成樹脂加工総合メーカー。平成21年6月に、公開買付けにより伊藤忠商事の子会社となった。

両社を取り巻く事業環境が厳しさを増す中、両社が統合することで、合成樹脂加工総合メーカーとしての企業規模及び事業ドメインを拡大し、事業ポートフォリオの再編並びに経営及び保有資産の効率化等によるシナジー効果の発揮を通じて、将来、経営統合後の会社がプラスチック加工業界におけるリーディング・カンパニーとなることが両社の企業価値の向上につながると判断、平成28年8月に、両社は伊藤忠商事を含む3社間で経営統合を目指して協議・検討を進めていくことで合意していた。

その後の協議・検討の結果、今回、最終合意に至ったもの。タキロンを存続会社、シーアイ化成を消滅会社とする吸収合併となり、存続会社の商号を「タキロンシーアイ」に変更する。