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カレー店経営のSEP、破産開始決定

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  • 2016年12月22日

SEP(旧商号:シディークエンタープライゼズ)は、12月16日東京地裁から破産開始決定を受けた。破産管財人には、梶谷篤弁護士(梶谷綜合法律事務所)が選任された。

SEPは、平成9年の設立で、インド・パキスタン料理「シディーク」をはじめとするレストランを都内で運営。パキスタン出身の代表の下、現地シェフによる本格料理を提供、23~25年には神田カレーグランプリにおいて3年連続で準グランプリを獲得した。最盛期には18店舗を運営し、21年8月期の売上高は6億9267万円を計上していた。

しかし、急速な店舗拡大で不採算店が続出。21年以降は営業段階からの赤字が続き、出店費用もかさんだことで債務超過に陥っていた。また、23年3月に発生した東日本大震災の影響により、一部の外国人シェフや従業員が帰国。効率化や採算性確保のためにセントラルキッチンを新設したが、来客数の減少による売上低下から投資負担が重くのしかかっていた。不採算店の閉鎖などで最終的には運営店舗は5店舗となっていたが、同業との競合などから減収に歯止めがかからず、27年8月期には売上高3億3766万円まで落ち込んでいた。

こうした中、金融機関から借入金の返済条件変更などの支援を受けていたが、ここに来て資金繰りも限界に達し、今回の措置となった。

帝国データバンク及び東京商工リサーチによると、負債総額は約3億3000万円。

なお、店舗は別会社の下で現在も営業を継続している。