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プラネット、中国に合弁会社設立 中国における日本製品のマーケット拡大をサポート

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消費財流通の情報インフラとして、取引業務を効率化するEDI(企業間電子データ交換)サービスを提供するプラネット【2391】は、中国最大の港湾運営の国営企業である上海国際港務(集団)股份有限公司(以下「SIPG」)傘下の上港集団物流有限公司(以下「SIPGL」)と、ソフトウェア開発やシステム設計事業等を行うシノジャパン(以下「SNJP」)、ヤマトホールディングス(以下「ヤマトHD」)【9064】と共同で、日用品・化粧品・衛生用品等の日本のメーカー、卸売業と中国の小売事業者・ECモール出店事業者を結びつけ、貿易・物流・情報・決済・販路拡大までを一貫して提供する越境流通プラットフォーム事業を行う会社「上海上港瀛東商貿有限公司」を設立することについて合意したと発表した。

中国進出を検討している日本企業は非常に多くあるが、各種法規制や言語、商習慣など日本の市場環境と異なる部分が多いことに加え、海外への進出は設備や人材等の投資費用の負担が大きいため、中国進出の決断を踏み切ることが出来ない企業が多数あると考えられている。また、中国に進出した日本企業においても、中国における税関や検疫手続きに不慣れであるため必要在庫や十分な商品数を揃えることが難しいことに加え、模倣品の流出により正規製品であることの証明が難しく、当初の想定通りに収益を確保することが出来ず撤退を余儀なく選択する企業も存在する。

これらの課題を解決し、日本企業に対して日本製品のブランド価値を維持しつつ中国市場での販路拡大を一貫してサポートし、中国の消費者に安心して安全な「Made in Japan」の製品を継続的に購入してもらうことを目的として、今回、合弁会社の設立に合意したもの。

日本における物流はヤマトHD、中国における物流および保税倉庫運営はSIPGLが行い、中国の小売事業者・ECサイト出店事業者と日本のメーカー、卸売業を結ぶ、受発注・在庫・販売実績の越境EDIシステムの構築・運営・管理をプラネットと合弁会社が行う。 日中間の貿易および中国の販路拡大に関してはSNJPと合弁会社が行い、合弁会社と4社が保有するネットワーク及び機能を合わせることで、日用品・化粧品・衛生用品をはじめとする日本のメーカー、卸売業と中国の小売事業者・ECモール出店事業者を結びつけ、貿易・物流・情報・決済・販路拡大までを一貫して提供する越境流通プラットフォーム事業の運営を実現する。