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浜通り旅客運動

人材派遣・不動産賃貸の浜通り旅客運送ほか1社、特別清算開始決定

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  • 2016年8月3日

浜通り旅客運送と、関連のカタハマ商事は、7月21日、福島地裁いわき支部より特別清算開始決定を受けた。

浜通り旅客運送は、昭和18年に福島県浜通り地区の各乗合自動車14業者を統合して設立。浜通り地区一円の路線バス事業を主力に展開し、ピークとなる平成12年3月期には、売上高約70億7300万円を計上していた。また、同社を中核企業として「常磐交通グループ」を形成、最盛期には47社のグループ企業を有し、グループでの売上高は200億円を超えていた。

しかしその後は、景気低迷や利用者の減少により、17年3月期の売上高は約49億7400万円まで低下。社屋建設や車両導入などの設備投資負担も重くなっていた。さらに、積極的な多角経営も大きな負担となり、グループ企業の統廃合や資産売却などを実施し、グループ企業を17社まで集約した。

これが抜本的な改善には至らず、18年2月に路線バス事業などすべての営業権を別会社に譲渡、同社は人材派遣業及び不動産賃貸業へ業態変更し、常磐交通自動車から現商号に変更した。さらに将来の解散を視野に、清算に向けた調整を行いつつ事業を継続していたが、28年2月には人材派遣業と不動産賃貸業を別会社に譲渡。同年6月の株主総会で解散を決議していた。

カタハマ商事は、昭和62年設立の自動車整備修理・販売業者。グループ企業を中心に営業基盤を築き、15年3月期には約24億3600万円の売上高を計上していた。グループ企業再編により20年3月に事業を別会社に譲渡、28年6月の株主総会決議で換算し、今回の措置となった。

東京商工リサーチによると、負債総額は、浜通り旅客運送が約68億円、カタハマ商事が約2億円、2社合計で約70億円。