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不動産業のアルファ・プロパティマネージメント、弁護士一任し債務整理へ

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アルファ・プロパティマネージメントは6月30日、債務整理を古閑孝弁護士(アドニス法律事務所)に一任し、債務整理に入った。

アルファ・プロパティマネージメントは、平成18年設立。個人の物件オーナーを対象とした不動産管理事業を主軸に、マンションや商業施設などの7000戸程度の管理物件を抱え、建物維持・修繕、設備管理清掃、警備や経理、渉外、事務管理なども手掛け、25年3月期には売上高94億7051万円をあげていた。加えて、資産運用アドバイスや不動産売買、リーシング、さらには太陽光発電や介護など新規事業に進出し、27年3月期は売上高203億4512万円と急伸した。

しかし、急激な事業拡大に社内体制の整備が追い付かず収益性の確保が難航、借入金負担も重くなり、資金繰りで信用不安が聞かれるようになっていた。こうした中、主力の不動産管理業を他社に移管するなどして、28年3月30日、株主総会の決議により解散していた。

東京商工リサーチによると、負債総額は21億8043万円。