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J.フロント リテイリング、連結子会社同士を吸収合併 不動産事業一体化へ

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「大丸松坂屋百貨店」やファッションビルの「パルコ」などを傘下に持つ持株会社であるJ.フロント リテイリング(以下「J.フロント」)【3086】は、完全子会社である大丸松坂屋百貨店(以下「大丸松坂屋」)と、同じく完全子会社の大丸コム開発を吸収合併すると発表した。大丸松坂屋を存続会社とする吸収合併方式で、大丸コム開発は解散する。

J.フロントグループは、競争力・収益力のある「マルチリテイラー(総合小売業)」として事業領域を広げることを目指している。また、J.フロントグループは、大都市都心に店舗資産をバランス良く保有、街づくりへの貢献として、大丸松坂屋は大型開発物件を、大丸コム開発は百貨店周辺における小型物件の開発を行うなど、遊休資産も含めた自社不動産の活性化と有効活用に取り組んできた。

しかし、都心を中心に商業開発の競合環境は厳しくなっており、今まで以上に情報力、意思決定にいたるスピード、高い専門性などが不可欠となっている。

そこで今回の吸収合併により、これまで大丸松坂屋と大丸コム開発の2社がそれぞれ行っていた不動産事業を一体化し、経営資源を集中させることにより、地域における魅力的な商業施設の企画・開発、運営管理を一元的に推進するもの。また、組織としての情報ネットワークの構築やノウハウの蓄積、人材の育成を進め、不動産開発力の抜本的強化を図っていく。