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丸全昭和運輸、メキシコに合弁会社設立 幅広い顧客ニーズに対応

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物流・倉庫・3PLソリューションサービスを提供する丸全昭和運輸【9068】は、双日ロジスティクスと共同出資により、メキシコ合衆国にて物流事業合弁会社「双日丸全ロジスティクス・メキシコ」 (以下「SMLM社」)を2016年5月19日に設立したと発表した。

メキシコは自動車市場世界第2位の米国と隣接し、北米と南米を結ぶ結節点に位置するという地理的優位性、また、NAFTAを初めとする世界46か国とのFTA締結による関税メリット、豊富な労働力などにより、製造会社の戦略拠点として注目を集めている。また、先ごろ署名に至ったTPP(環太平洋パートナ ーシップ)協定の参加国でもある。今回、SMLM社を設立し たメキシコ中央高原地区は、米国のほか、アジア、欧州、南米へのアクセス環境が整備されており、自動車関連会社の進出が加速している。

今回のSMLM社設立を機に、丸全昭和運輸と双日ロジスティクスとは、両社の強みである大 型設備輸送のノウハウを活かし、メキシコ進出企業に対して設備の輸入通関から国内配送、据え付けまでの「設備機械一貫輸送サービス」体制を構築する。また、工場設備稼働後は、両社の海外ネットワークを活用した原材料の調達物流や、製品の国内輸送に加え、双日ロジスティクスの米国法人である「Sojitz Logistics Corporation of America」との連携によるメキシコと米国、メキシコとアジア、メキシコと欧州を結ぶ「総合物流サービス」を提供し、幅広い顧客ニーズに対応していく考え。