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中規模案件に特化し躍進する新鋭アドバイザー | インタビュー前編

マクサス・コーポレートアドバイザリー株式会社

代表取締役社長 森山 保

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  • 2015年12月17日

高い専門性と機動力を武器に高実績をあげる

国内M&A市場で光彩を放つ新鋭のアドバイザー。2013年設立の新鋭企業だが、高い実績をあげ注目されている。「日本M&Aマーケットレビュー アドバイザー・ランキング」(ブルームバーグ)では、15年第3四半期(15年1~9月)16位。また、「日本M&Aレビュー ファイナンシャル アドバイザー」(トムソン・ロイター)では、15年第3四半期(同)17位と、いずれもトップ20入りしている。

同社の最大の強みは、中規模案件に特化している点にある。国内のM&A市場は、金額ベースで大型、中型、小型に大別することができる。大型とはマスメディアを賑わすこともある大企業の合併や買収で、通常取引金額が100億円以上の案件などがイメージされる。大手証券会社や監査法人系FASなどが助言を行うことが多い。逆に、取引金額が数億円や更にそれを下回るような小型案件は、仲介会社や個人事業に近いようなアドバイザーなどが主なプレーヤーだ。

その中間、数億円台後半~数十億円程度の規模の中型案件を専門に扱うのが、マクサス・コーポレートアドバイザリーだ。実はこの中規模案件を得意とするアドバイザーは少ないと森山保社長は説明する。

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「M&Aは規模が大きくなればなるほど、案件が複雑になり、より高い専門性が求められます。そのため、企業財務だけでなく、法律、会計、税務といった専門知識を持ったアドバイザーが必要になります。逆に小規模案件では売り手と買い手を結びつける仲介やマッチングが多く、『相手探し』に多くの力点が置かれます。中型案件では、それらの両方が求められる傾向があります。小規模案件を得意とする仲介業者の多くは、マッチング能力は高いかもしれませんが、専門性が不足していると言わざるをえません。一方で、大型案件を得意とする会社は、全ての会社がそうであるとは言いませんが、M&Aアドバイザーとして備えておかなければいけない『機動性』が不足しているケースが多々見られます。報酬も高い。当社は、それらの問題点の裏にこそ、お客様のニーズがあると思っており、少しでもそのニーズに貢献していこうと思っています。

つまり、専門性は大手に負けないレベルであるとともに、動きは素早く、ムダなコストを省くことによって報酬も大手に比べて抑えることを目指しています。また、大手金融機関などの場合、さまざまなしがらみに縛られることもあります。たとえば取引先との関係、会社系列の問題、メーンバンクなどの絡みもあります。監査法人系のアドバイザーも、監査クライアントの関係で、機動的に動けないことが多く見られます。その点、当社のような独立系のアドバイザリーファームは、組織の論理ではなく、お客さまの目線で動けます。そうした条件を満たしたアドバイザーは、まだまだ少ないのが実状です」

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実際、同社のスタッフは、公認会計士として大手監査法人、証券会社などで大型M&Aや企業再生業務で豊富な経験を積んだ森山社長を筆頭に、公認会計士、税理士資格を有するいずれも経験豊かなメンバーがそろう。同社はアドバイザリー機能に加え、財務デューデリジェンス(DD)機能も備えているので、通常のM&Aのようにクライアント企業がアドバイザーと会計士・税理士に個別に折衝する必要がなく、同社に窓口を一本化できる。結果的に、スピーディーで柔軟な対応が可能となり、トータルコストも抑えられるというわけだ。だからといって、当然ながら専門能力が落ちるということもない。

後編に続く
中堅企業こそ「仲介」ではなく「アドバイザー」の起用を | マクサス・コーポレートアドバイザリー 森山保社長 インタビュー後編

インタビュアー:KSG ヴァイスプレジデント 中塚 進悟