パイオニア（6773）、ＡＶ機器事業をオンキヨー（6628）連合に売却

音響・映像機器メーカーのパイオニア（株）【6773】、日本の音響機器メーカーのオンキヨー（株）【6628】およびベアリング・プライベート・エクイティ・アジア（以下「ベアリング」）は、このたび、パイオニアとオンキヨーのホームAV事業の機能の一部を統合することに向けて具体的な検討を開始することが決まった。

また、パイオニアの100％子会社であるパイオニアホームエレクトロニクス（株）（以下「PHE」）の株式の一部をベアリングおよびオンキヨーに譲渡することで合意した。譲渡後のPHEへの出資比率は、ベアリングが51％とし、残余については今後当事者間で協議の上決定する。

ベアリングは、本社を構える香港のほか、北京、ムンバイ、東京等に6拠点を持つ、アジア最大級のプライベート・エクイティ・ファンド。運用資産額は50億米ドルを超える。事業拡大、資本再構成、M&Aにむけた資金を必要とするアジアの中堅企業（企業総価値が1億～5億米ドル）に対する投資をし、現在の投資先はアジア地域において30社を超え、従業員計8万人で、2012年度売上高の総計は200億米ドルとなっている。

日本ではこれまで、食事クーポン券大手のバークレーヴァウチャーズ、精密金属部品メーカーのラドヴィック、給与計算業務代行業のペイロール、宝飾品小売のプリモ・ジャパンなどへの投資実績がある。