日立製作所グループ、先進的なデジタルセンサー技術を持つ英パーペチュームを買収

日立製作所【6501】の鉄道システム事業におけるグループ会社である日立レールは、鉄道の信頼性を飛躍的に向上させるデジタルセンサー技術のパイオニアである英国のPerpetuum Ltd.(以下、パーペチューム)を買収することを発表した。

日立は、IT(Information Technology)、OT(Operational Technology)およびプロダクトを組み合わせた社会イノベーション事業に注力しており、モビリティ、ライフ、インダストリー、エネルギー、ITの5分野でLumadaを活用したデジタルソリューションを提供している。

パーペチュームは、英国南部の都市であるサウサンプトンを拠点として、世界中で事業を展開しており、パーペチュームの技術は鉄道車両に搭載されたセンサーからワイヤレスで収集されたデータにより、部品の欠陥を早期に検知し、未然に車両故障を防ぐことを可能にし、英国の大手鉄道運営会社を含む多くの顧客基盤を有している。

日立は、日立レール社の保守サービス技術と、パーペチューム社の最先端のデジタル技術の融合により、より高度な鉄道車両保守サービス事業を提供し、世界中の鉄道旅客サービスの信頼性向上に貢献していくため、今回の買収に至った。