東海カーボン、約197億円でフランスの炭素黒鉛製品メーカーCarbone Savoie Internationalを買収

東海カーボン【5301】は、フランスの炭素黒鉛製品メーカーであるCarbone Savoie SAS（以下、「CS」）の持株会社であるCarbone Savoie International SAS（以下、「CSI」）の全株式を子会社であるTokai COBEX GmbH（以下、「TCX」）と共同して取得し子会社化することを発表した。
取得総額は、約197億円。

東海カーボンは、2020年２月に公表した3ヵ年中期経営計画「T-2022」において、既存及び周辺事業での戦略投資活用による成長方針を掲げている。

CSI傘下の事業会社であるCSは、フランスを拠点に120年を超える歴史と伝統をもち、高い技術力に裏打ちされた高機能・高品質の黒鉛化カソード及び特殊炭素製品と信頼と実績に基づく優良な顧客基盤を有している。

東海カーボンは、精錬ライニング事業及びファインカーボン事業を成長させ、収益力の向上のみならず、ポートフォリオの分散化を図ることができ、更なる企業価値向上につながると考え、今回の買収に至った。

異動する子会社の概要
・CSIの概要
（１）名称 Carbone Savoie International SAS
（２）所在地 29 rue Auguste Vacquerie 75116 Paris
（３）代表者 Nicolas de Germay, President
（４）事業内容 子会社の管理及び統轄
（５）資本金　733,949ユーロ
（６）設立年 2016年

・CSの概要
（１）名称 Carbone Savoie SAS
（２）所在地 Notre Dame de Briançon 73260 AIGUEBLANCHE France
（３）代表者 Sébastien Gauthier, President
（４）事業内容 アルミ精錬用カソード、特殊炭素製品、カーボン/黒鉛パウダーの製造・販売・研究開発
（５）設立年 1897年