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大日本印刷、AI関連技術提供のAI insideと資本業務提携

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印刷業界大手の大日本印刷【7912】(以下、DNP)は、AI(人工知能)を活用してデジタルトランスフォーメーションを実現する技術を提供するAI insideと資本業務提携を実施したと発表した。

今回の資本業務提携によりDNPは、BPO(Business Process Outsourcing)サービスをはじめとするさまざまなサービスにAI insideの技術を導入し、サービスレベルの向上や、新しい価値を提供する革新的なサービスの開発を目指す。

【資本業務提携の背景】
DNPは、企業や団体などから重要情報を預かり、各種通知物へのデータプリントから、申請書類の受付やコンタクトセンターの運営などの幅広いBPOサービスを提供している。また、通販や流通・小売業、金融等の企業向けに、マーケティング戦略の立案やMA(Marketing Automation)ツールの導入、データ分析に基づくプロモーション施策の実行・運用などのデジタルマーケティングに必要なサービスを提供している。

一方、AI insideは、AIを活用し、手書き文字をデジタル化する技術や、個人情報等を安全に運用するために暗号化、匿名化し、個人情報を取得せずにレコメンドする技術を有している。

今回DNPは、顧客企業の業務やマーケティングを支援するさまざまなサービスにAIを活用するため、AI insideと資本業務提携を締結した。

第一弾として、BPOサービスにAI insideの技術を導入し、さらなる品質とサービスレベルの向上を行う。

【BPOサービスへの導入について】
DNPは、2018年2月より、BPOサービスのデータ入力業務において、AI insideが保有するAIを活用したOCR(光学文字認識)技術を導入し、手書き文字の読み取り精度の向上を図る。また、書類の仕分け作業や審査業務へのAI導入により、24時間の処理体制の構築や繁閑差のある業務への対応など、サービスレベルの向上を進めていく。さらに、コンタクトセンター業務でのAIの活用に向けた共同開発も進めていく計画。

【今後の展開】
DNPは、AI insideと共同で、BPO分野のみならずAI技術の適用範囲を拡大し、新たなサービスの開発を進めていく。
DNPは、本取組みを含むBPOサービス全体で、2021年度に1,000億円の売上を目指す。