日水製薬、唾液によるがん検査サービスのサリバッテク社に出資

日本水産子会社で診断薬とＯＴＣ薬（大衆薬）・健康食品の医薬事業が２本柱の日水製薬【4550】は、新たな成長分野への積極的投資の一環として、慶應義塾大学先端生命科学研究所（Institute for Advanced Biosciences）発ベンチャー企業で唾液を使用した簡易検査事業を行っているサリバテックの第三者割当増資を引き受け、１億円を出資すると発表した。

サリバテック社は、山形県鶴岡市に立地する鶴岡バイオサイエンスパーク内の慶應義塾大学先端生命研究所バイオラボ棟と隣接する「鶴岡メタボロームキャンパス（鶴岡市先端研究産業支援センター）」に2013年12月に設立され、唾液に含まれる代謝物を分析し、がんなど様々な疾患を早期発見できる可能性のある検査技術の開発に取り組んでいる。

日水製薬が長年の研究開発で培ってきた、検査薬・体外診断用医薬品に関する技術を活用し、疾患を早期発見できる可能性のある検査技術開発への取り組みを加速するとともに、サリバテック社と協力し、予防医学の推進に貢献していく。

◆サリバテック社について
（１）会社名 株式会社サリバテック
（２）事業内容 唾液を使用した簡易検査
（３）設立年月日 2013 年 12 月３日
（４）本社所在地 山形県鶴岡市覚岸寺字水上 246 番地 2 D-16
（５）代表者 代表取締役 CEO