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アサヒグループHD、PEファンド運営のポラリス社に子会社エルビーを譲渡

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ビール類国内シェア首位のアサヒグループホールディングス【2502】は、企業の事業再編・再構築支援等を目的としたプライベートエクイティ(未公開株)ファンドの運営を行っているポラリス・キャピタル・グループ(以下、ポラリス社)に、100%子会社である清涼飲料、果汁飲料、乳飲料の製造及び販売のエルビーの発行済株式の全部を譲渡すると発表した。
ポラリス社が運営するポラリス第四号投資事業有限責任組合等が設立するALPホールディングスに譲渡する。

アサヒグループホールディングスは、グループ全体のありたい姿や事業の将来像を示す『長期ビジョン』を設定するとともに、その実現に向けた『中期経営方針』に基づいて、企業価値向上経営の更なる深化を目指している。
『長期ビジョン』における事業の将来像としては、「酒類を中核とする総合飲料食品グループとして、国内では、高付加価値化を基軸とするリーディングカンパニーを目指すとともに、日本発の『強み』を活かすグローバルプレイヤーとして独自のポジションを確立する」ことを掲げている。

また、エルビー社は、乳酸菌飲料メーカー・販売会社として発足し、現在シェア50%超を占めるチルド無糖茶飲料や宅配ルートの黒酢等の開発・販売により、チルド飲料市場での確かな地位を確立してきた。アサヒグループホールディングスは、チルド飲料市場への参入を企図し、2005年にエルビー(東京)およびエルビー(名古屋)の株式を取得、2011年に全株式を取得の上両社を統合し、エルビー社を設立した。エルビー社は、現在まで、アサヒグループのチルド飲料事業を担い、業容の拡大と構造改革による収益性の向上を図ってきた。こうした状況の中、『中期経営方針』に基づく事業ポートフォリオの再構築を進める上で、アサヒグループホールディングスおよびエルビー社の持続的な企業価値向上に有益であると判断し、エルビー社の全株式をポラリス社に譲渡することとした。エルビー社は、ポラリス社の持つ豊富な知見およびリソースを活用することで、より一層スピーディーな成長戦略の実行が可能になるものと考えている。