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双日、FSR社を買収し、欧州でのLNG受入基地事業に参画
総合商社の双日【2768】は、スペイン北西部にあるムガルドスLNG受入基地の操業会社レガシフィカドラ・デル・ノロエステ(以下、レガノサ)の株式15%を保有するファースト・ステート・レガシフィカドラ(以下、FSR)の株式100%を取得し、社名を双日・レガシフィカドラ(以下、SR)に改め、日系商社として初めて欧州でのLNG受入基地事業に参画すると発表した。
レガノサは、2007年よりムガルドスLNG受入基地の操業を開始。ムガルドスLNG受入基地で受け入れたLNGはスペイン国内に供給されるのみならず、一部は再度船積みされアジアなどに再出荷されている。本受入基地は、今後、船舶燃料用LNGの供給基地としても活用される予定。
双日は、1970年代よりLNG関連ビジネスに携わってきており、インドネシアやカタールでのLNG液化販売事業やLNGトレーディング事業、日本でのLNG輸入業務を通じて多くの経験、知見を培ってきた。これらのLNG知見および総合商社としての多岐に渡るビジネス経験を活かして、ムガルドスLNG受入基地の更なる発展および効率化をサポートする。
双日は、LNGの受入基地および液化販売事業のグローバル展開を進めており、今後はASEAN、南アジアなどを含む他地域でのLNG受入基地事業の拡大を目指すとともに、LNG液化販売事業を通じて世界最大のLNG輸入国である日本への安定的なエネルギー供給の実現に貢献していく。