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「とうほくのみらい応援ファンド」黒にんにく製造のエージーシーに投資

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地銀中位行で青森2番手のみちのく銀行【8350】は、農林漁業の6次産業化支援強化に向けた取組みとして、2013年6月12日に東北地銀4行(当行含む)、みずほフィナンシャルグループ2社および農林漁業成長産業化支援機構(A-FIVE)と共同で「とうほくのみらい応援ファンド」を設立している。今回、当ファンドの第5号出資案件として黒にんにく製造販売のエージーシーに対し3000万円の出資を行うことを決定したと発表した。

エージーシーの出資会社である松山ハーブ農園は2013年11月に設立。にんにくやハーブ、各種野菜の生産・販売の他、黒にんにくおよび関連商品やハーブの加工・販売、農家レストランを運営。2014年より、卸業者を介して百貨店の青果売り場等で黒にんにくの販売を開始。百貨店から高い評価を得るも、自社製造のにんにく生 産量が限られているため、需要に見合った供給ができない状態であった。このため、自社農園に加え、連携生産者からの供給体制を構築し、保管庫および熟成機械の増設を行い黒にんにくを製造販売することで原材料の付加価値向上を図るべく、新たに別会社を設立した。

エージーシーは、既に同社の出資会社である松山ハーブ農園での販売実績があり製品の評価も高く、現状の販路を活用した事業拡大が期待できる。同社に原料の「にんにく」を供給する松山ハーブ農園では、減農薬および可能な限り化学肥料を使わない方式を採用しており、2017年に「にんにく」でのGLOBALG.A.P.を認証取得している。GAP認証取得により、連携農家への生産指導も可能となることから、今後連携農家とのGAP団体認証も視野に入れ徹底した生産管理を目指すことができる。 新規就農者の受け入れも積極的に行っており農業振興・地域貢献に資するとともに、にんにくの生産量日本一という青森ブランドの更なる確立が期待できる。今回、以上のような理由から投資を決定した。

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