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オリックス、米国事業用不動産ローンの組成・サービシング企業を買収
総合リース国内首位のオリックス【8591】は、米国現地法人ORIX USA Corporation(以下、OUC)を通じて、事業用不動産ローンの組成・サービシングを主力事業とするLancaster Pollard Holdings, LLCの発行済み株式の全てを取得したと発表した。
Lancaster Pollardは、1988年に設立され、政府機関の米連邦住宅局(FHA)や政府支援機関である米連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)などの証券化プログラムを利用し、高齢者住宅を中心とする賃貸住宅向けのローン組成およびローン債権のサービシングなどを行っている。特に、FHAの高齢者住宅部門におけるローン組成で高いシェアを誇り、高齢者住宅分野での実績が同社の強みとなっている。
OUCは、事業用不動産担保ローンに関連する手数料ビジネスを長年にわたり手がけてきており、2010年5月には、低所得者用賃貸住宅向けのローン組成、サービシング事業を主業とするRED Capital Groupを買収し、また2016年7月には低所得者向け賃貸住宅供給開発業者に与えられる税額控除制度を利用したファンド組成を行うBoston Financial Investment Management L.Pを買収した。
今回、高齢者住宅に強いLancaster Pollardを買収し、米国の住宅用不動産金融サービス市場における強固な地位の確立を目指す。
オリックスは、今後も、米国において、賃貸住宅向けローンの証券化やアセットマネジメント事業をはじめとした手数料ビジネスを推し進め、ユニークなビジネスモデルを構築していく。